考えている人
住みたい所の見積もりを貰った!
あれ、初期費用が思ったよりも高い…!!
考えている人
金額交渉したいんだけど、何が減らせるの?
と思っている方もいるのではないでしょうか。
初期費用を抑えることは大切ですが、初心者にとってはハードルが高い…。
しかし、必要のない項目や交渉しやすい項目を知っておくと、簡単に初期費用を抑えることができます。
私は、今までの2度の引っ越しをしていますが、勇気が無く、初期費用を抑える交渉をしてきませんでした。
しかし、そんな私でも初期費用に必要のない項目を調べ、実際に交渉することができました。
その結果、約2万円下げることができました。
この経験を基に、
- 初心者でも交渉しやすい項目はなにか
- 実際にどのように話をすればいいのか
についてお話します。
初期費用を抑えられる項目
不必要な項目の交渉【難易度:低】
- 消毒料(室内清掃料・抗菌コートなど)ー0円
- 安心入居サポートー0円
- 鍵交換代ー0円
- 保険料ー0円(自分で契約)
これらが見積もりにない業者を選んだり、交渉で外してもらいましょう。
交渉する際には、『これらは必要がないので、無くしてもらえますか?』と伝えると外してもらえます。
外せない項目が多い業者は、いわゆるぼったくりの可能性があります。
その時には業者を変えることを検討してみてください!
仲介手数料の値下げ交渉【難易度:中】
- 仲介手数料ー家賃の0.55か月分、または0円
仲介手数料については、宅地建物取引業46条に上限金額が記載されています。
第四 貸借の媒介に関する報酬の額
宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の一・一倍に相当する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たつて当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の〇・五五倍に相当する金額以内とする
国土交通省 宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額
つまり、0.55か月分が上限で、それ以上は借主の承諾がない限り、請求してはいけないということです。
交渉をする際には、こちらで決めたいという気持ちや宅地建物取引業法を提示して話してみましょう。
家賃・敷金・礼金の値下げ交渉【難易度:高】
- 家賃
- 敷金、礼金
入居の時期やその部屋がどれくらい空室になっているかで難易度は変化します。
ちなみに、繁忙期が過ぎた5~8月、11月、12月は交渉しやすいです。
私は11月に内見し、「最近3,000円ほど家賃を下げた」と話を聞きました。
同じ物件で同時に空室が出てしまい、早く人が入って欲しかったみたい…
交渉する際は、仲介手数料と同様ここで決めたいという気持ちがあることを伝えながら交渉しましょう。
住みたいという本気度が伝わる方が、大家さんも検討してくれると思います。
申込までの流れ
実際に私が交渉をし、物件を申し込んだまでの流れは次のようになります。
- 気になる物件を探す
- 内見
- 複数の仲介会社へ見積もり依頼
- 金額交渉
- 申し込み
① 気になる物件を探す
スーモなどの住宅情報まとめサイトで、気になる物件を選んでおきます。
物件を探す際には、絶対に譲れない条件を決めておきましょう。
- 住むエリア(周辺のスーパー、職場との距離、駅との距離など)
- 家の広さ(1LDK以上など)
- 家賃の予算(○万円以内)
- オートロック(あり、なし)
- 日当たり(気にする、特に気にならない)
- 自転車置き場、駐車場(あり、なし)
- 洗濯機置き場(屋内・屋外)
- ごみ捨て場(いつでも捨てていいか、日時指定か)
- ガス(都市ガス、プロパンガス)
etc…
いくつか物件を選んだら、不動産会社へ内見の予約を取ります。
予約は不動産会社のHPからメールを送ったり、電話をすることで予約出来ます。
② 内見
気になった物件を実際に見に行きます。
私の場合は2件内見し、
少し検討させてもらいたいです。また後日メールでご連絡します。
とお伝えしました。
ここで無理に
早めに決めないと無くなっちゃうかもしれませんよ
手付金として○円お支払い頂ければ、仮で押さえておきますよ
などと急かしてくる業者さんは注意です。焦らず、その場では持ち帰る対応をしましょう。
本当にその物件が無くなってしまったら、縁が無かったという事で・・・!
③ 複数の仲介会社へ見積もり依頼
相見積もりのために3社に見積もりを出してもらいました。
この時点で余計なものが請求されていなかった仲介会社で進める事にしました。
④ 金額交渉
初期費用を抑えるため、金額の交渉を行います。
私が交渉した項目は保険料・鍵交換料・仲介手数料の3つです。
その結果、21,120円安くすることができました。
交渉はLINEやメールなど、文章でのやりとりをおすすめします!
電話だと営業さんの流れにのまれます…
項目 | 交渉前 | 交渉後 |
---|---|---|
家賃 | 46,000 | |
共益費 | 3,000 | |
水道料 | 2,500 | |
町会費 | 300 | |
保険料(2年) | 15,000 | 4,000(自分で加入) |
鍵交換料 | 11,000 | 11,000 |
保証加入料 | 25,900(50%) | |
仲介手数料 | 50,600 | 40,480 |
合計 | 154,300 | 133,180 (-21,120) |
保険料
仲介会社経由で外せないかを大家さんへ相談しました。
その結果、指定のものは無いとの事で外してもらいました。
自分で探した保険に加入しています。
鍵交換料
必要ないので外すことは出来ますか?と相談しました。
しかし、この項目は必須との事で外せませんでした。残念。
仲介手数料
通常は家賃1.1か月分でしたが、SNSフォローを条件に20%引きの0.88か月分になりました。
ちなみに、0.55か月分まで下げられないかの交渉もしましたが、結果はダメでした。
宅地建物取引業に則って、仲介手数料を0.55か月分でお願いできませんか?
弊社では、通常家賃の1.1か月でお願いしているため難しいです。
今回は強く言えずこのままで承諾しましたが、業者によっては0.55か月分や無料でお願いできます。
⑤ 申し込み
金額に問題なければ、申込(入居審査)を行います。
さいごに
予め必要のない項目や交渉できる項目を知っておくことで、初期費用は抑えることが出来ます。
不必要な項目については、外すことが出来る可能性が高いのでチャレンジしてみてください(´-`*)
交渉時には、値下げの強要は避けましょう。
『ここはこうするので、こうしてもらえませんか?』と対等に話すと良いと思います。
交渉して悪い事はないので、ぜひ交渉して納得のいく契約をしてくださいね~!
では、また!
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