こんにちは。てとさんです。
私は社会人2年目にして退職し、現在無職で生きている20代女です。
仕事辞めたいけど2年目で辞めるのは早いよね…
そんな声もある中、なぜ私が新卒2年目で仕事を辞めたのかお話します。
お仕事を辞めようか迷っている方へ、1つの考え方として読んでいただければと思います。
新卒で営業職として就職
まず初めに、私が行っていた仕事についてお話します。
私は新卒として営業職に就きました。新規の訪問営業です。
毎日知らない方の家へ訪問し、再度訪問のアポイントを取ることが仕事でした。
仕事へのやりがいは感じていた
毎日初めましての方とお話するため、緊張することや怒られてしまうこともありました。
しかし、そんな中でも楽しそうに話してくれる方や、『寒い中ごくろうさま、頑張ってね』などねぎらいの言葉を頂く事もありました。
たくさんの方との出会いに楽しみを感じながら仕事をしていました。
ある時自分へ異変を感じてくる
ただ、仕事は営業です。会社へ売り上げを持ってこなければ、
【他の人に養ってもらっているだけ】【1日何していたのか?】と言われる世界でした。
営業であれば言われるのは当然のことかもしれませんが、そのような言葉で少しずつ自分を見失っていました。
- 仕事をしても、周りの人に迷惑をかけているだけだ…
- 売れる人になるためには、自分を偽らなければならないのか…?
気付けばどんどんと自分を追い込む言葉しか出てこないようになっていたと思います。
自分に異変が起こったのは、営業を始めて3か月ほどの事です。
いつものように家に訪問しようと思ったのですが、その日は車から出ることができませんでした。家に訪問して話す、という事が怖くなっていたのです。
また、涙が止まらなくなる日もあり、1時間ほど車の中で泣いてから営業に向かう事もありました。
泣いていてもしょうがない。さっさと仕事しないと。
と自分を奮い立たせ何とかやっていました。
退職を決心した出来事【1回目】
いつものように会社に向かおうとしたある朝、涙が止まらなくなり、過呼吸になってしまったため会社を休むことになりました。
数日後、上司から呼び出しがあり、
【今の考えでは甘すぎる。もちろん無理にやれとは言わないが、やるなら腹をくくって欲しい。逃げ道をなくす気持ちでやれ。】という話を受けました。
成果が出せないのなら営業でいる資格はない。ごもっともだと思います。
ただ、私はここで(ああ、私はそこまで思うほど一生懸命にはなれない。辞めよう)と思ったのでした。
体調を崩すようになってからずっと何が合わないのか考えてきました。
その結果、数字しか見られない毎日にプレッシャーやストレスが多くかかってしまい、自分には営業が向いていないという事が分かったのです。
それから数日後、再度上司に時間を頂き、辞めたいと相談しました。
すると部署異動の話があり、そこで再度頑張ってみないかという話になりました。
辞めるつもりでいたためもちろん悩みましたが、他の業種もやってみたいと思い、異動することに決めました。
ただ、私はその頃メンタルクリニックに行き、適応障害の診断を受けていました。
そのため異動する前に1か月ほど休職させてほしい事を相談しましたが、「社内でも協議したが、そんなに休む必要はないと思う」と一蹴されてしまいました。
そこで「ああ、理解してくれない会社なんだ」と思ってしまい、異動先で満足するまで頑張ったら辞めよう、と決心したのでした。
人事異動したけれど
部署異動し、内勤としてお客様への電話対応やデスクワークを行うようになりました。
仕事内容は全く苦ではなく、自分でも営業より向いていると感じていました。
働く時間も営業の時は20時頃まで訪問していましたが、部署異動をしてからほぼ残業がなくなりました。また、周りの方も良い方ばかりで、環境はとても良かったと思います。
ただ社内では、上司が営業の成績について話している内容が毎日のように聞こえていました。
どうしても自分が責められているように感じてしまい、心がザワザワしていました。
また、ある上司との関係が自分に合わなかったようで、報告するだけで憂鬱になったり過度な緊張をするようになりました。
異動して5か月頃、このままでいいのかなと思うようになりました。
仕事内容は自分にあっているし、周りの人はとても良い人ばかり。
だけど、気を遣う毎日ばっかり過ごして明日人生が終わるとしたら後悔するな。
仕事ではなく、パートナーとの時間をもっと増やしたいな。
当時コロナウイルスが猛威を振るっていた事もあり、全く会えていなかった遠距離のパートナーとの関係を優先したいと思っていました。
しかし、私と同じ部署の上司たちはいつも忙しそうでした。
辞めるなんて言いにくいな…と思ってしまい、ずるずると言い出せずにいたのでした。
退職を決心した出来事【2回目】 いきなり転機が来ました。
ある時、再度別の部署への異動の話がやってきました。
仕事としてはチャンスだったかもしれませんが、その部署に異動したら、ずっと東京から離れることはできないな、と思いました。
また、自身に「その部署で頑張りたい!」という気持ちが感じられませんでした。
会社自体に自分が合っていないと感じていたのかもしれません。
数日間悩んだ結果、人事異動はお断りしました。
この機会に上司へ
「辞める事を考えているため、今の部署で最後まで頑張らせてもらいたい」
と伝え退職することにしました。
辞める理由として伝えた事は、結婚の準備を進めるため。
周りにネガティブな理由は伝えたくなかったし、退職するまでの期間を居づらい環境にしないためです。
正直、この異動の話が無ければ、私は辞められなかったかもしれません。
会社には申し訳なかったですが、本当にタイミングが良かったと思っています。
退職理由の本心は
退職の理由は会社の方々へは結婚の準備を進めるためとお伝えしました。
この理由は嘘ではありませんが、本心はこの場所でこのまま仕事をやっていきたいという気持ちが無くなったからだと思います。
毎日のように営業が責められるような言葉を耳にするのがどうしても辛かったです。
まとめ。2年目で辞めて思う事。
精神的に崩していた時期は理解も得られず本当にしんどかったです。
しかし自分に合う部分や合わない部分が分かり、社会人としての振る舞いなども勉強させてもらう事ができた会社には本当に感謝しています。
ただ、私が言えることは
- 体調崩すまで頑張らなくてもいいし、崩して頑張っても楽しくない
- 2年目で辞めても死にゃしないし何とかなる
ってことです。
人には色々な考え方があるので一概には言えないけれど、私はそこまでしなくても楽しく生きることができる環境が誰にでもあると信じています。
自慢できるようなスキルが無いまま辞めてしまったけれど、私は全く後悔していません。
もちろん辞める決断をする事は勇気のいることだし、甘えだっていう考えも分かります。
でも周りの人は自分の人生の責任は取ってくれません。
自分を大事に。決断に迷ったら、後悔しない方へ自分で選択して進んでいく。
そうすることで未来が明るい方へ進んでいくと良いなと思っています。
お仕事に行くのがしんどくてたまらない方へ、少しでも心が楽になってくれたらいいなと思いながら終わりにします。
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